ニイタカプラス株式会社

原作：内館 牧子（潮出版社刊）
脚本：G2
演出：鈴木 裕美
　
出演：八乙女 光　　福田 悠太　　藤井 直樹　　他

　
本作は、東日本大震災で家族を失い絶望していた青年が、心温まる絆と家族愛によって前に踏み出す姿を描いた作品です。原作は数々の名作ドラマを手掛ける内館牧子。自身の脚本によるテレビドラマを基に、震災から10年となる2021年に内館自ら書き下ろした小説を始めて舞台化します。
甚大な被害をもたらした東日本大震災。震災から15年となる2026年3月から、東京を皮切りに大阪、名古屋、そして、福島、岩手、宮城の東北3県で上演いたします。
　
【あらすじ】
舞台は宮城県南部沿岸の町、亘理町。イチゴ農家の長男・谷川晃（八乙女 光）は、農家は継がずに東京の大学への進学を決めていた。
2011年3月11日、亘理町を津波が襲う。晃はアパート探しのために親友の沢村（福田 悠太）と上京しており難を逃れたが、一緒に行きたがっていた弟の航（藤井 直樹）と家族全員が行方不明になってしまう。月日は流れ、周囲が復興へと進む中、未だに家族が見つからず「自分だけが幸せにはなれない」と苦しみ続ける晃は、支えてくれる恋人との結婚にも踏み出せずにいた。そんな晃の前に不思議なタクシーが現れる・・・・